パーソナルジムの体験で確認したいこと|契約前に見る5つの点
パーソナルジムの体験で見ておきたいのは、①カウンセリングで何を聞かれるか、②トレーニング中にどんな説明があるか、③料金と解約の条件、④予約の取りやすさ、⑤トレーニング以外の勧誘があるかの5つです。体験は「体を動かしてみる日」であると同時に、「このお店と契約してよいかを確かめる日」でもあります。その場で決めず、条件を聞いて持ち帰って考えて構いません。
この記事では、国民生活センターが2026年10月に出した注意喚起と、厚生労働省の「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」をもとに、体験の日に確かめておきたいことを順番に整理します。
体験の前に知っておきたいこと:相談は増えている
国民生活センターは2026年10月7日、「パーソナルトレーニングに関する契約トラブル」という報道発表資料を公表しました。全国の消費生活センター等に寄せられたパーソナルトレーニングの相談は、2021年度の495件から2025年度は1,457件に増えています(PIO-NET登録分)。
資料に載っている相談には、たとえば次のようなものがあります。
- 無料体験のあと長い時間契約を勧められ、「この金額で入会できるのは今日だけだ」と言われて、帰りたくて仕方なく契約してしまった
- トレーニングと一緒に、サプリメントやエステも「本日であれば特別価格」と勧められ、条件をよく確かめないまま申し込んだ
- 途中で解約したら、割引がなくなった差額に加えて入会金まで請求された
- 契約したのに、希望する日時に予約が取れなくなった
資料の中で印象に残るのが、「自分に合ったトレーニング」と「自分に合った契約」は同じではないという指摘です。パーソナルトレーニングは、体の状態や目標を聞いたうえで一人ひとりに提案してもらえるのが良さですが、勧められた内容が自分の予算や通える頻度に合っているとは限りません。体験の日は、この2つを分けて考えるのがコツです。
同じ資料では、効果の説明だけで判断しないことも挙げられています。トレーニングの効果には個人差があり、「痩せられる」「結果が出る」と説明されたとしても、期待する効果が得られることまで契約上保証されているとは限りません。効果の話だけでなく、契約の内容全体を見て決めることがすすめられています。
①カウンセリングで見たいこと:体のことを聞いてくれるか
体験では、体を動かす前後に話を聞く時間がとられることがあります。ここで見ておきたいのは、目標(何kg減らしたいか、いつまでに)だけでなく、今の体の状態や生活を聞いてくれるかです。
- これまでの運動経験と、今どのくらい体を動かしているか
- 仕事や家事の生活リズム、通える曜日と時間帯
- 治療中の病気、飲んでいる薬、腰や膝など痛むところ
- 「これは避けたい」「これは苦手」という希望
厚生労働省の「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」は、運動を指導する側に向けて、自己申告の「病気がない」をうのみにしないこと、運動を始めるときには健診結果を持ってきてもらったり治療中の病気を共有してもらったりして、健康状態を把握してから勧めることを求めています。受ける側も、治療中の病気や健診で指摘されたことがあれば、体験の日に伝えられるようにしておくと安心です。
また、同じガイドでは、運動で悪化する腰痛・膝痛・関節の変形などがある場合はあらかじめ医師に相談してから始めることとされています。持病のある方、痛みやしびれがある方、妊娠中・産後の方は、体験の前にかかりつけの医師に相談し、体験の日にもそのことをトレーナーに伝えてください。
②体験トレーニングで見たいこと:説明があるか、無理をさせないか
実際に体を動かす時間では、メニューの中身よりも教わり方を見ておくと、通い始めてからの様子が想像しやすくなります。
- なぜこの動きをするのかの説明があるか
- フォームが崩れたときに、どこをどう直せばよいかを言葉で伝えてくれるか
- きつさや痛みがないかを途中で聞いてくれるか。「痛い」と伝えたら止めてくれるか
- 初日から追い込みすぎていないか(翌日以降の生活に響くほどでないか)
- 質問しやすい雰囲気か。話し方や距離感が自分に合うか
国民生活センターの資料でも、担当トレーナーとの相性が合わない場合があることに触れています。体験の担当者と、契約後に担当する人が同じかどうかも、あわせて聞いておくと安心です。
料金・予約・勧誘:契約の前に聞いておくこと
トレーニングに納得しても、契約の条件は別に確かめます。国民生活センターが契約前に確認するよう挙げている項目を、体験の日に聞く形に並べ直すと次のとおりです。
③料金と解約の条件
- 契約の総額はいくらか(月額や1回あたりだけでなく)
- 契約期間・回数、自動更新があるか
- 途中でやめられるか。やめたときの精算方法と、解約料・違約金の有無
- 使わなかった分は返金されるか
- キャンペーンの割引は、途中解約したときにどう扱われるか
- 解約の手続きはどうするか(書類が必要か、いつまでに申し出るか)
資料では、長期間の契約をする場合はとくに、「途中でやめたらいくら返金されるのか」「いつまでに申し出ればよいか」を具体的に確認しておくことが重要とされています。口頭の説明だけでなく、契約書面や利用規約で同じことが書いてあるかを見て、控えを受け取っておきましょう。
④予約の取りやすさと利用の条件
- 予約の方法と、変更・キャンセルの条件
- 回数券などの利用期限
- 希望する時間帯に予約が取れないときはどうなるか
- 担当トレーナーを変えられるか
パーソナルトレーニングは、特定のトレーナーや日時を予約して利用するのが一般的です。契約した回数があっても、自分の通える時間に予約が取れなければ使い切れません。仕事帰りや朝など、自分が実際に通う時間帯で空きがあるかを聞いておくと、契約後のずれを減らせます。
⑤トレーニング以外の勧誘
資料では、エステやサプリメントなど、トレーニング以外の商品・サービスを一緒に勧められるケースが紹介されています。勧められたときは、本当に必要か、料金はいくらか、解約の条件はどうなっているかを確かめ、必要性に疑問があればその場で契約せず、持ち帰って考えることがすすめられています。
その場で決めない:迷ったときの持ち帰り方
国民生活センターの資料には、「今日契約すれば割引になる」と言われても、契約書面や利用規約をよく確認し、契約期間・料金・解約条件などを十分に理解してから契約することが大切、とあります。その場で判断できないときは、いったん持ち帰り、家計や生活のリズム、無理なく通えるかを踏まえて検討するよう呼びかけられています。
持ち帰るときは、次の3つを手元に残しておくと比べやすくなります。
- 提案されたコースの名前と、総額・期間・回数
- 解約と返金の条件(書面でもらえればその書面)
- 体験で言われたこと(体のくせ、すすめられた通い方)のメモ
家に帰ってから、「週に何回なら本当に通えるか」「この総額を払って続けられるか」を落ち着いて考えます。契約や勧誘のことで不安になったときや、トラブルになったときは、消費者ホットライン「188(いやや!)」に電話すると、お住まいの地域の消費生活センター等を案内してもらえます。
小岩で体験を考えている方へ:当店の場合
小岩駅北口のパーソナルジム テルスカンジム小岩店では、初回の体験トレーニングとカウンセリングは0円です。体験のあとに代表の内山が料金プランと進め方をご説明しますが、その場でお決めいただく必要はありません。持ち帰って考えていただいて大丈夫ですし、体験だけでも構いません。体験当日の流れや持ち物は体験当日の流れと持ち物に、初めての方の不安へのお答えは初めての方へにまとめています。
料金は料金プランのページに載せています。店舗でのご利用は表示価格(税込)以外にかかるものはなく、入会後にオプションを足していく仕組みにはしていません(入会金は入会キャンペーン中のため0円です。キャンペーンの条件は料金プランのページをご覧ください。出張・オンラインは別途お見積りです)。お支払いは現金・カードのほか、分割もご相談いただけます。この記事で挙げた確認項目は、体験の日に遠慮なく聞いてください。
ジムのタイプごとの違いや、費用を「月額」ではなく「総額」で見る考え方は小岩でジムを選ぶときの考え方に、通う回数の考え方はパーソナルジムは週1回でも意味がある?の記事に書いています。体験の日は、体を動かしてみることと、条件を確かめることの両方ができる日です。納得できるまで聞いてから決めてください。
出典:国民生活センター「パーソナルトレーニングに関する契約トラブル」(2026年10月7日)、厚生労働省「健康づくりのための身体活動・運動ガイド2023」をもとに要約・再構成しました。


